エポスカードは年会費無料ながら海外旅行保険が充実しており、当サイトがベトナム旅行に最もおすすめするカードです。
そのエポスカードで海外ATMキャッシングをした際の、手数料を最小限にする繰り上げ返済について解説します。
エポスカードは海外ATMキャッシングに対応しており、これはベトナム旅行で現金「ドン」を入手するのに便利です。
ただエポスカードの場合は通常、繰り上げ返済できるのは請求額が確定してから。
このためキャッシング分を返済できるようになるまでに、多少時間がかかります。
たとえば最も時間がかかる場合で言うと(締め日[27日]の翌日にキャッシング)、請求額が確定するのは翌々月の6日、繰り上げ返済できるまでに40日もかかります。
返済までに一日一日利息がかかることを考えると、もう少し早く返済できないかと思いますよね。
それが実はできるのです。
その方法はネット上では「裏技」とも称されますが、最速で繰り上げ返済しキャッシングの利息を少なくするにはきわめて有効です。
ここでは、エポスカードのATMキャッシングの手数料を最小限にする方法を解説します。
1.エポスカードの海外ATMキャッシングの特徴
まず前提的に、エポスカードのATMキャッシングについて特徴をおさえておきます。
繰り上げ返済の方法についてすぐ知りたい方は、上の目次から「2.手数料を最小限にする繰り上げ返済の方法」へ飛んでください。
利息は年利18.0%
キャッシングには利息がかかります。
エポスカードの年利は18.0%。
これはクレジットカードのキャッシングの年利としては、一般的な値です。
1日の利息は
18%÷365日≒0.05%
となります。
10万円キャッシングしたとすると、1日の利息は約50円です。
海外ATM手数料がかかる
エポスカードの海外ATMキャッシングは、ATM手数料がかかります。
手数料の詳細は、以下のとおり。
- 利用金額1万円以下:110円
- 利用金額1万円以上:220円
これはエポスカードのデメリットといえる点です。
ATMキャッシングではATM手数料無料のカードも存在するため(セディナカードなど)、エポスカードはATMキャッシングに関して最良のカードとは言えません。
ただエポスカードは海外旅行保険付帯カードとしては大変お得なカードであり、ベトナム旅行ではエポスカードでATMキャッシングしたい方もいるかと思い、この記事を書いています。
毎月の支払日に自動引き落とし
キャッシングした金額は通常、繰り上げ返済しない場合、毎月の支払い日にショッピング利用分とともに指定金融機関から引き落とされます。
返済までの日数はキャッシングのタイミングによって、短くもなれば長くもなります。
返済までの日数が最短になるのは締め日にキャッシングした場合で、引き落とし日は翌月になり、かかる日数は30日、利息は1.5%となります。
一方、返済までの日数が最長になるのは締め日の翌日にキャッシングした場合で、引き落とし日は翌々月、かかる日数は61日、利息は3.05%となります。
つまりタイミングによって、利息は1.5%~3.05%となります。
10万円キャッシングしたとすると、30日の利息は約1,500円、61日の利息は約3,050円です。
結構かかりますよね・・・
ネットで繰り上げ返済できる
エポスカードのキャッシング利用分は、ネットから繰り上げ返済できます。
キャッシングは返済するまで利息が増え続けるので、毎月の支払日を待たずに繰り上げ返済することによって、利息を減らすことができます。
ネットからの繰り上げ返済には、ペイジー(Pay-easy)というサービスを使います。
ペイジーには、以下のメリットがあります。
- 手数料無料
- いつでも・どこでも支払える
ペイジーでは、手数料無料で各金融機関から返済できます。
他のカードでは繰り上げ返済のためにカード会社に電話しなければならないものもあり、旅行中であれば国際電話料金がかかりますし、銀行の振込手数料もかかります。
ペイジーでは振込手数料もかかりませんし、ネットから支払えるので電話する必要もありません。
いつでもどこでも支払えるので、ベトナム旅行中でもベトナムからネットで支払えます。
繰り上げ返済できるのは請求額確定日以降
ネットから支払える便利なペイジーですが、エポスカードの場合繰り上げ返済できるようになるのは通常は請求額確定後となります。
具体的に見ていきます。
下の画像はエポスカードの会員専用サイト「エポスNet」で、このサイトから繰り上げ返済をすることになります。
まずキャッシング額を確認したいので、右上の「メニュー」をクリック。
画面が変わったら「お支払い額・ご利用状況」の右の「+」をタップし、表示された項目の中から「今回・次回のお支払い」をタップします。
すると下の画像のように、今回・次回の支払予定額が確認できます。
上の画像の右側、2023年5月27日支払いの11,937円がキャッシングした分になります。
キャッシングしたのは2023年3月29日なのですが、このページにログインしている4月6日にはまだ支払額が「未確定」となっています。
この請求額未確定のキャッシング分を繰り上げ返済できないか見ていきます。
下の画像のように、先ほどのメニューから「お借入れ・ご返済」を選択し「ご返済方法」、「ネットバンキングでご返済(ペイジー)」とタップします。
すると「インターネット入金(ペイジー)」の画面に変わります。
そのペイジーのページを下まで移動すると、下の画像のように「インターネットバンキングで支払う」という項目があり、「月々のお支払い」と「リボ増額払い」が選択できるようになっています。
そこで「月々のお支払い」をタップすると画面が変わり、支払うことができる金額が表示されます。
上の画像のように、2023年4月6日時点で支払うことができるのは請求額が確定している4月27日支払い分のみです。
請求額が未確定の5月27日分は返済できません。
このようにエポスカードでは通常、請求額が確定するまで繰り上げ返済できないのです。
エポスカードの請求額確定日についてですが、27日払いの場合は毎月6日に確定、4日払いの場合は毎月11日に確定します。
繰り上げ返済できるのはその後です。
返済日数が最短になるのは4日払いの場合で締め日(4日)にキャッシングしたとき、繰り上げ返済できるまでにかかる日数は7日、利息は0.35%です。
逆に返済日数が最長になるのは27日払いの場合で締め日の翌日(28日)にキャッシングしたとき、繰り上げ返済できるまでにかかる日数は40日、利息は2%です。
つまりネットで繰り上げ返済する場合の利息は、0.35%~2%となります。
10万円キャッシングしたとすると、7日の利息は約350円、40日の利息は約2,000円です。
7日で済むならいいですが、40日もかかると利息が結構かさむことが分かります。
ただエポスカードにはじつは、請求額が確定する前に繰り上げ返済する方法が存在します。
それを次に見ていきます。
請求額確定前に繰り上げ返済できる
エポスカードでは、請求額確定前に繰り上げ返済する方法があります。
それはキャッシング分をリボ変更し、リボ増額で全額返済するというものです。
これによって早ければキャッシングの翌日、遅くとも2〜3日後には返済できるようになります。
これがキャッシングの利息を最小にする、エポスカードの繰り上げ返済です。
3日で返済できたら、10万円キャッシングしたとしても利息はたった150円で済みます。
これはおいしいですね ♪
これはネット上では「裏技」とも称されますが、じつのところ公式サイトでも解説されています。
以下、この方法を画像付きでくわしく見ていきましょう。
2.手数料を最小限にする繰り上げ返済の方法
上で見たようにエポスカードでキャッシングの利息を最小にする方法は、キャッシング分をリボ変更し、リボ増額で全額返済するというものです。
その方法を以下、画像つきで具体的に見ていきます。
まずキャッシング分をリボ変更する方法です。
キャッシング分をリボ変更する方法
エポスNetにログインし、上で見たようにメニューから今回・次回の支払い予定額照会ページに移動してください。
上の画像にある、「次回お支払い分」の「リボ払いに変更」をタップします。
すると下の画像のように「リボ変更」の画面に変わるので、「キャッシング」項目の繰り上げ返済したい支払いにチェックを入れます。
それから「入力内容を確認」をタップ。
下の画像のように確認画面になるので、「注意事項を確認して申し込みに進む」をタップします。
すると申し込みの画面に変わるので、「申し込みを確定する」をタップ。
これによって、キャッシング分はリボ変更されました。
登録済みのメールアドレスに、下の画像のような「リボ変更のお知らせ」が届きます。
次に、このリボ変更したキャッシング分を繰り上げ返済する方法を見ていきます。
リボ増額で全額返済する方法
上でリボ変更したキャッシング分を、リボ増額で全額返済する方法です。
まず下の画像のようにエポスNetのメニューを開き、「お借入れ・ご返済」の「+」をタップ。
選択項目の中から「ご返済方法」を選択し、「ネットバンキングでご返済(ペイジー)」をタップします。
すると下の画像のようにペイジーの画面に変わるので、下の方の「リボ増額払い」をタップ。
下の画像のようなページに変わるので、注意事項を確認し「次のステップへ」をタップ。
すると支払額入力の画面に変わります。
ページの下の方に支払額入力の場所があるので、「全額お支払い」にチェックを入れます。
チェックを入れたら、下の「お支払額の確認」をタップ。
下の画像のように「お支払い内容の確認」ページに移動します。
ページの下の方に三菱UFJファクターのサービスを利用する旨「同意事項」が求められるので、「同意して次へ進む」をタップ。
下の画像のように利用案内が表示されるので、下の方まで行って「同意する(金融機関選択へ)」をクリック。
利用可能な銀行が表示されますので、その中から銀行を選びます。
私は三菱UFJ銀行を選びました。
次の画面で確認したら「お支払いする(金融機関サイトへ)」をクリック。
下の画像のように金融機関サイトへ移動する最終確認がありますので、「移動する」をクリック。
次の画面で、三菱UFJ銀行の画面に変わります。
このように選択した銀行のサイトへ移動しますので、指示にしたがって支払いを済ませてください。
選択した銀行で支払いを済ませたあとエポスNetの支払い予定額照会のページに行ってみると、下の画像のように2023年5月27日支払いのキャッシング分がなくなっていることが分かります。
これで無事、キャッシングの繰り上げ返済ができました。
メールにも「キャッシングご返済のお知らせ」が届きます。
以上、キャッシング分をリボ変更し、リボ増額で全額返済する方法でした。
これによって請求額確定前であってもネットから繰り上げ返済できるので、ATMキャッシングの利息を最小限にすることができます。
3.まとめ
エポスカードのATMキャッシングの手数料を最小限にする繰り上げ返済の方法でした。
いかがでしたか。
リボ変更しリボ増額で全額返済するという手間がかかりますが、これによってキャッシングの利息を最小限にすることができます。
たとえば10万円をATMキャッシングした場合、1日の利息は約50円です。
これを繰り上げ返済しないで毎月の自動引き落としにすると、最長で61日、利息は3,050円にもなります。
しかし上で見てきたやり方なら遅くとも3日で繰り上げ返済でき、利息はたった150円。
これは大きいですよね。
エポスカードでATMキャッシングする場合はぜひ、今回紹介したやり方で繰り上げ返済してみてください。